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【難聴コラム 子どもと若者の難聴を考える 若い人にも多い難聴3 音響外傷(ヘッドホン難聴)】

こんにちは、補聴器センターめいりょうグループです。
ヘッドホンやイヤホンで大音量の音楽を聴き続けているうちに、徐々に耳の聞こえが悪くなっていく「ヘッドホン難聴」。
スマートフォンなどの普及でヘッドホンをつけて音楽を聴く若者は増えていますが、大音量で長時間聞き続けると、もちろん耳に負担がかかるのは想像に難くないと思います。
WHO(世界保健機構)は、音楽プレイヤーやスマートフォンを使って大音量で音楽を聴いたり、クラブやライブイベントなどで大きな音に曝されたりすることで、世界で11億人もの若者が難聴のリスクを背負っていると発表しています。
●ヘッドホン難聴が起こる仕組み
耳の一番奥にある内耳には、聴覚の機能に関わる蝸牛があり、そこには音を伝える「有毛細胞」があります。
大きな音を長時間聞き続けると、この有毛細胞がダメージを受けて壊れてしまうことがあります。
一度壊れた有毛細胞は修復が難しく、しかもダメージを受ければ受けるほど数が減り、次第に聞こえにくくなっていきます。
実は、加齢が原因で起こる加齢性難聴も、有毛細胞が減少することで聞こえが低下する点は同じです。
つまり、大きな音に曝されることで起こるこのヘッドホン難聴は、若いうちから難聴を引き起こすことになるのです。
しかもヘッドホン難聴で怖いのは、症状が少しずつ進行していくこと。
初期には気づかない場合が多く、耳鳴りや聞こえづらさといった症状を感じるようになったときには、難聴がかなり進行している状態にあるというケースも少なくありません。
●ヘッドホン難聴の予防法
一度悪化した聞こえを改善するのはかなり難しいこと。
そのため、音楽を楽しむときには、普段から「音量」や「聞く時間」に気を配ることが大切です。
ヘッドホン難聴を警告するWHOは、ヘッドホン難聴の予防法として以下の4つを上げています。
1. 音量を下げること。ヘッドホンをしていても会話が聞き取れる状態が理想です。
2. 長時間、聴き続けないこと。適度に休憩をとりましょう。
3. ヘッドホンの使用は一日一時間以内を目安にする。
4. ヘッドホン(イヤホン)はノイズ・キャンセリング (周囲の騒音の影響を緩和)する機能のついたものがおすすめ。
大音量で音楽を聴くことが耳に負担をかけるとは気づかずにヘッドホンやイヤホンを使い続ける若者は少なくないと思います。
しっかり対策をとって楽しむよう周囲の大人が声をかけることも大切ではないでしょうか。
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