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【難聴リスクを高める大きな音に気をつけて!】

こんにちは、補聴器センターめいりょうグループです。

私たちの周辺はたくさんの音であふれていますが、長い期間、大きな音を聞き続けると、騒音性難聴になるリスクがあることをご存知でしょうか。

もちろん、聞き続けたすべての人がなるわけではありませんが、一度、騒音性難聴になってしまうと、元に戻ることはないといわれています。
今回は、難聴リスクを高める大きな音量について解説したいと思います。

●大きな音を聞き続けるとどうなる?
一日8時間、85db(デジベル)以上の音がする環境に5~15年以上いると、騒音性難聴を発症するリスクが高くなります。
85dbというと、街頭の騒音がこれにあてはまります。
ちなみに地下鉄の車内の騒音の大きさやドライヤーの音は、それを上回る100dB程度。
これは、一日の許容基準がわずか15分ですので、毎日これらの音を15分以上聞くという環境にあるなら、要注意ということです。
ヘッドホンやイヤホンで音楽を聴く場合も、音量や時間に注意をしましょう。

●騒音性難聴は気づきにくい!?
騒音性難聴の発症初期は、日常会話の音域まではまだ障害を受けていません。
ゆっくりと進行し、自覚症状が乏しいことから、耳鼻科を受診したときには、かなり難聴が進行していたというケースが多いといわれます。
しかしそのまま放置している間に、耳鳴りが出始め、電子体温計のピピッという高い音が聞こえなくなっていることなどに気づいて、病院にかけこむということもあるようです。

●早期発見と予防が大切
騒音性難聴と診断されると、元の聴力を取り戻すことはできません。
できることは早期発見、さらに理想的なのは発症しないように予防することです。
できるだけ騒音を避けることはもちろん、騒音にさらされてしまった場合は、静かな場所で耳を休ませるようにしてください。

参考:日本耳鼻咽喉科学会HP 
http://www.jibika.or.jp/owned/hwel/news/004/

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