私たちは、補聴器専門店のスタッフとして、常にお客様のより良い聞こえを追求しています。
私たちがお仕事をしている中で、何よりうれしい瞬間は、今まで聞こえないとおっしゃっていたお客様が補聴器をつけて聞こえを取り戻された瞬間に立ち会えたとき。
日々の接客の中で、スタッフも思わず感動してしまったというお客様とのエピソードをご紹介したいと思います。

補聴器はつければすぐ音が聞こえて、会話ができるようになる。
そう思っている人がおられるかもしれませんが、実は違います。
補聴器は買ってからが始まり。一人ひとりにあった調整をして機能するようになります。

使いこなせるようになるまで、いくつかのハードルを乗り越えなければいけないのです。
例えば、つける作業一つとっても、きちんとした位置にはめ込むのは意外に難しいもの。
また音はすぐに聞こえるようになりますが、言葉は脳で分析されるもの。
今まで聞こえなかった音を再び言葉として理解できるようになるまで時間がかかることがあります。

でもハードルを越えると、新しい世界が開けてきます。
当店には、毎日のように調整に来られる80歳半ばのお客様がいます。
その方は1週間もせずに使いこなせるようになり、週に2回スポーツジムに通うまでになりました。
「ジム通い以外の日はね、お芝居を観たり、お友達と買い物やランチに出かけたりするの」
それはそれは楽しそうに、補聴器をつけてからの毎日のことを話してくださいます。
「誰かと会話できるってこんなに楽しいものだったのね。自然と外に出たくなるわ！」
そんな喜びをたくさんの人に味わっていただきたいなと思います。

補聴器を使いこなすまでの日々は、ちょっとしたリハビリといったところでしょうか。
だから家族や周りの人は、慣れるまでその人に合ったペースで話してあげるなど、温かく見守ってサポートしてあげてください。

補聴器を通して、大切な人との時間や会話がもっと楽しいものになるかもしれません。
あなたもステキな聞こえの世界を体験してみませんか。
ぜひ補聴器センターめいりょうの各店にご相談ください。